わたしの体験談

検査の大切さを知った子宮頸がん【わたしの体験談】

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子宮頸がんを患い手術をされた方が体験談を寄せてくださいました。

私の闘病年表

35歳の時に、定期健康診断で精密検査を受けた結果、子宮頸がんと発覚。
発覚から2か月後に手術、翌日退院。
その後3カ月ごとの検査を続け、2年後に他箇所への転移が見られないことから完治と診断。

自分を大切にするようになるきっかけとなった

毎年定期健康診断で必ず子宮頸がんを受けていたのに、急にがんと診断をされた時には現実のこととは思えませんでした。しかも、がんの種類としては転移しやすい腺癌という種類のものであり、まだ年齢も若かったことから他への転移の可能性もあると手術前に言われた時には、驚きと不安が大きすぎて自分が何を言われているのか、冷静に考えることもできませんでした。癌の罹患率を考えればいつ誰がなってもおかしくはない病気であるとはわかっていましたが、まさか自分がなるとは想像もしておらず、いざ自分がなって改めてごく普通に存在する病気なのだと実感しました。

ただ、ごく当たり前の病気の一種なのだと気づいてからは、何故かパニックになることはまずなく、冷静に生命保険の手続や勤務先への説明などの準備を進めていました。むしろ家族がパニック状態になっていたようで、その様子を見ながら「やはり女性はいざというときの腹の座り方が違うな」としみじみ思ったものです。

手術日が近くなるにつれ不安も大きくなりましたが、手術そのものの不安というよりは「転移をしていたらどうしよう」の不安の方が大きかったと思います。手術をし細胞を調べてみないと転移は分からないとの説明を受けていたため、むしろ手術後の方が不安が大きかったように思います。

当日、家族は相当心配をしていたようですが、私が不安がらないようにと意識していたと後日聞きました。周囲が心配していたのに本人が淡々としていたため拍子抜けしたそうです。私自身は早く手術をして欲しい、転移があるのか無いのかを早く知りたいという一心でした。手術をするしかないという現実は変わらないので、いまさらジタバタしたところで…という開き直りもあったと思います。

手術は無事に終わっても…

手術そのものは長時間かかるものでもなく部分麻酔であったため、手術日翌日には退院できました。医師からは私が事務職であると伝えてあったせいか、すぐに職場復帰しても問題は無いと説明を受けていたため、退院日翌日から復帰しました。

しかし、手術時の傷口からの出血が予想以上に酷く、職場復帰した夜に大量出血を起こし救急車に運ばれる事態となってしまいました。家族はあまりの出血量に私が死ぬのではないかと慌てたそうですが、やはりそこでも冷静だったのは大出血中の本人で、救急車を呼んだのも保険証や財布を準備したのも自分でした。

医師には出血しやすい体質なのかもしれないと注意を受けた為、結局職場復帰を一度見送り2週間後に復帰することとしました。

そして、転移をしていないかどうかの3カ月ごとの定期検査が2年間続き、その間は正直手術よりも検査が怖いという日々が続きました。転移をしていたらどうしよう、もっと大きな手術をすることになったらどうしようと、検査が近づくたびにナーバスになったのを覚えています。

結果転移は無ということで完治と診断をされましたが、今でも癌になりやすい体質なのではと不安に思うことはあります。

癌になったことで精神的にも身体的にも多くの苦労をしましたが、そのおかげもあって家族のありがたみや、今生きているということが当たり前のことではないのだと気づくことができ、自分の人生において必要な経験だったのだと思っています。この経験によって価値観が変わり、転職をしたりや家族との向き合い方を改めたり、自分の人生を大切にすることができるようになりました。

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